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富田砕花旧居

1934(昭和9(年谷崎潤一郎が松子夫人と神戸からこの家に移り、1936(昭和11)年までここで「現代語訳源氏物語」、「猫と正造と二人のをんな」等を執筆した住居です。
詩人富田砕花は昭和13年この家に居住し、1945(昭和20)年8月の空襲で塀と一部の建物を蔵書、研究書類等は焼失し戦前の面影は展示室のみとなっていますが、1984(昭和59)年93歳で亡くなるまでこの家に住みその翌年残された研究資料等が芦屋市に寄贈されました。
資料、旧居は1987(昭和62)年から一般公開されています。現在の開館日は日曜日と水曜日となっています。
富田砕花は、岩手県盛岡市生まれ。新詩社に所属し1912(大正元)年歌集「悲しき愛」を発表しました。ホイットマン訳詩集「草の葉」カーペンターの「民主主義のほうへ」詩集「地の子」を創作し大正詩壇に大きな足跡を残しました。
戦後は兵庫県内をくまなく旅し「歌風土記兵庫県」、長編詩「兵庫讃歌」などがあります。
芦屋市は、「富田砕花賞」を設け詩人の意思を継承しています。
富田砕花旧居全景
富田砕花旧居入り口

富田砕花歌碑
歌土記酒蔵にて
「しんとろりこはくのいろの滴りの澄めば澄むもの音のかそけく 砕花」
と刻まれています。
富田砕花展示室 原稿、画像そして遺品等が展示されています。この離れの部屋が第二次世界大戦の空襲で焼け残った建物ものです。
山と旅が好きな詩人で登山家との交流もあり山の歌も画像も多く残されています。
展示室の原稿・資料等が展示され詩人の歴史を遺品で展示されています
NIKON D3 AF-S NIKKOR 24-70mm 1:2.8 GED RAW ISO400

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